命を吹き込まれた ガラクタは理由も知らず街を壊す 優しさとは遠い街のおとぎ話だと 脆く弱い欲に沈む 人という名を持った支配者 痛みない痛みに囚われ 傷を抉り合って築いた 心がないように生きる 僕にはワカラナインダ 猛毒に侵されたって 無傷で 人由来悩みの果ての果て 痛みは分けろと風に教わる 悪を裁くよ悪を裁くよ 目も向けないまま そこに映った無色な情に 人は揺らぐだろう 一人確かな希望に溢るる 意味を持った当然の破壊者 戯けたふりで掴む自らのペース ここに風は強く吹くのか 脅かされた尊厳に これは悪魔だと街中で 目隠しした為政者の群れに 阻まれた 立ち向かうが正義と誰かが決めた 「残酷な世界ね」と鼻で笑うだろう 偽りの光に偽りの光に 目が眩んでいる 足元見れない勇者の凱旋 人は称えている カタチをもらった場所に帰る そのシステムが僕を壊した 頭ごなしに語った夢が 血の雨となって降り注ぐ夜に 目的を果たして浴びる声 もう息も続けようとは思えなかった 狂い出す世界の悩み分かつ未来まで 空に願いかけろと痛みは教える 闇を照らすも届かぬ叫びは 人になれないまま 夢に潜った孤独な今日に 僕は生きていく