夜に沈む街も創られた約束も 水溜まりに落とした記憶 届かない詞がいつの間にか色付き 滲んだ画布の中 眩しいほど 眩しいほど 愛おしい光放つ 薄紅のカーテン越し 揺れる風がひんやり セピア調が朝に焼ける僅かな時間 鏡に映す顔に"流石に老けたな"って 語りかけて語りかけて 眠気洗う"忘れていた" 陽射しに捉えた君の好きな色 天井に投影した青さより 鮮やかな色 弾ける香りが呼び覚ますから どんな虹を描こう 取り憑いた熱 夏空は高く綺麗で 君の声を思い出すのさ "でもね、紫陽花の色も" "あとは、向日葵の色も" "それとあとは、蓮の色も" そんな君でいて 戻らないこの時間(とき) もどかしいこの距離 "どうせ"なんて "どうせ"なんて 言葉はつまらないでしょ? 塗り潰して 鏤めた絵の具の中 君だけの色で描いていく 天気雨の懐かしい景色 赤紫色とりどり夜空に浮かぶ 甘い果実落とすサイダー 優しい嘘だって 陽射しに零れた君の好きな色 天井に投影した青さより 鮮やかな色 今すぐ会いたい彩るメロディ どんな歌を贈ろう 描いた色が未完成な青でも 君は笑ってくれるでしょ? 夜に沈む街も創られた約束も 水溜まりに落とした記憶 届かない詞が色付く