幾度となく自身を傷つけ 過ちをただ繰り返す 深く刻んだ傷は消えない瘢痕へ姿を 変え 未だに心に降り続けている 雨はなおも止まないまま 己の中に広がる靄も決して 晴れることはなく 嘗ての切望は過ぎゆく度 その鮮やかな色失い 褪せゆくひとひらの思い出に 縋りつく 光り輝く宝石の山掴んだ時 ただ一欠片の破片に 酷く傷ついて 痛みだけが刻まれる 時は巡って 雪が溶けて桜も緑に替わる頃 支えられていた数多の手の平の熱を 知る もしも誠に孤独だったら 既に引き返していただろう これから立ち止まることはあれど 逃げることはないと誓う 抱いた願い 託された希望 他の誰でもない私が叶えよう 進みたいとただ強く想う 灯火はまた蘇える 降り続ける雨はやがて花を 育てるだろう 雨の暁月夜も明ける 次の章の幕開けのように ただ心のまま歌おう 旅路を共にした貴方と