ずっと認められなかった 自分の中巣食う常闇 翳りない誰か触れては 胸の奥が酷く痛んだ 憧れ理想語る度 埋められない溝に気付き 足りないものばかりの 自分への憎しみ溢れる 足を踏み外し 堕ちていくのは 私が創るオプスキュリテ 差し伸べられる手さえ拒み 沈むことを選んだ 夢を見ていた あの日の自分は ただの形骸成り果てた 純粋な希望は朽ち 絶望へと変わっていく いつしか身に馴染んでいた 自分を蚕食する常闇 虹彩が開いていくように 視界が澄み渡っていく この瞳に映ったのは 行き場をなくして澱んだ 嘗て耀ったambition 目を背けること出来ずに 自己嫌悪の末辿り着いたのは 私が生んだオプスキュリテ 夜の帳が下りた 褥のように心地よくて 夢を見ていた あの日の自分も 凍てつく花氷のように また咲く日を待ち侘びて 今此処に生きている 足を踏み外し 堕ちていくのは 私が創るオプスキュリテ 暗闇でこそ気付く 一筋の薄明かりがある 受け入れたなら 許し慈しむ どこまでも澄んだ闇を 恐れを捨て愛したら 此処が居場所なんだと知る 透澄オプスキュリテ