残された呼吸を使い果たせば 抱きとめた 記憶さえ 灰へと散る 鼓動とは 呪いだと 気づきながら 参列者は 笑い 行く 虚ろな棺 その叫びも やがて過去に溶ける 暗室の花だけを 道連れに 嫌だよ 終わるために生まれた悲劇など 息を止めて そのままで 命よ 銀に光れ 果てなき夢が いつまでも 続きますように 消えたくないよ 消えないで ただ それだけを 祈った 最後の 最後の 幸せ 誰にも 誰にも 奪わせない 離さない 造られた世界は どちらだろうか 目を背け 死神に飼われたのは 揺れる火の鮮やかさを 持て囃す頃 白蝋は泣き続ける その結末を思い出せ 朝を迎えるのは あと何日だろう 許された時間は あと何分だろう この心が満たされるのは あと何秒だろう 怖いよ 届かずに朽ちてゆく その日が 息を止めて そのままで 命よ 銀に光れ 優しい唄が いつまでも 響きますように 悲しみもいつか 去るのなら いつか までを繰り返そう こんなに こんなに ささやかだ 最後の 最後の ねがいごと 安らかなる 日々だけが 続けばよかった それを守るだけの 力が在ればよかった 静かな 夕凪を ずっと 見ていたかった それを守るだけの 力が在ればよかった 安らかなる 日々だけが 続けばよかった それを守るだけの 力が在ればよかった 静かな 夕凪を ずっと 見ていたかった それを守るだけの 力が在ればよかった 安らかなる 日々だけが 続けばよかった それを守るだけの 力が在ればよかった 全てを 捧げても 息を止めて そのままで 命よ 銀に光れ 果てなき夢が いつまでも 続きますように 消えたくないよ 消えないで ただ それだけを 祈った 最後の 最後の 幸せ それでも それでも 触れるなら 許さない