行き交う人の影の濃さに 陽射しの身勝手さを覚える 汗をかいた缶ジュースの プルタブで音鳴らし歩く 横たわった 入道雲に 煤けた信号機が映える 君と食べたご馳走の店 きっと君以外とは行かない 差し当たり、僕が考えてたのは 額に張り付いた前髪 朝から夕へ滑り込んで 今日もきっと連れ去ってね 車の音が通り過ぎて おやすみ その言葉が愛しい 逸れた道もきっと 轍に変わるだろう 君も通るだろうから 矢印を書いておくね 朝から夕へ滑り込んで 今日もきっと連れ去ってね 流した涙は何処へ行く? おやすみ 取り敢えず今日は 飽きもせず辿っていくから 蒼茫の彼方