レンズの前で真剣な 君の目にピント合わせた ごっこ遊びの延長上 でも本気の模様 ハリボテの街とちっぽけな衣装 とある街での不思議なストーリー 君は転校生謎に満ちた微笑みで 視線を奪った 瞬き忘れたまま 捉えた君の眼差し 世界は時を止めた ふたりだけ置いてけぼりで ふうっと息を吐いて 高鳴る胸を抑えた きゅっと少し痛む その理由も知らないままで 屋上と斜陽 ラストカットが もうすぐ目の前まで 迫っていた 君はいつもずっと レンズ越しの向こう ごっこ遊びはもうすぐ終わり 胸の高鳴りは君のせいだと 言えないまま言葉を探した 瞬き忘れたまま 捉えた君の眼差し 君を想うほどに 胸の奥きゅっと痛むんだ レンズも通さずに 真っ直ぐ君を見つめた 僕のこの想いを聞いて ただ君は微笑んだ 君の眼差しが 思い出に変わる日が来ても ずっと色褪せない 高鳴りを君がくれたんだ