君が吐き出したものを僕が食べる どうしてそれがわからないんだろう 君のその肌の中で起こる 全ての出来事は なんて美しいんだろう さわらせてよ 泡みたいに流さないでよ 冬の遊園地の中で若い二人は ゴーカートをぶつけあっていたね 冬の観覧車の中で若い二人は 年をとる場所を探していたけれど 本当はそんなものありはしない 僕らの身体は 剥がれそうになるのかな 僕らは裸でいたいから ここに隠れていよう あたたかいオフロの中で オーロラを眺めて 冷たい君の背中にキスをしたり 君が吐き出したものを僕は食べたい どうして僕は届かないんだろう 嘘みたいに届かない 血の色が わからない 無菌室を 抜け出したら 僕らははぐれてしまいそうに なるのかな このまま裸でいたいから ここに隠れていよう もしも 目が覚めたら おはよう これから どこへいこうか 雨なら 傘を差して 二人は 濡れないように 歩いていく これから どこへいこうか