Track by吉田拓郎
浴衣のきみは 尾花(すすき)の簪(かんざし) 熱燗徳利の首 つまんで もういっぱい いかがなんて みょうに 色っぽいね ぼくは ぼくで 跌坐(あぐら)をかいて きみの頬と耳はまっかっか あゝ 風流だなんて ひとつ俳句でも ひねって 部屋の灯りを すっかり消して 風呂あがりの髪 いい香り 上弦の 月だったっけ ひさしぶりだね 月見るなんて <♪> ぼくは すっかり 酔っちまって きみの膝枕に うっとり もう飲みすぎちまって きみを抱く気にも なれないみたい