~♪~ 17歳のころは 流行りに身をあずけて クラブや朝帰りも親の知らないこと いつも家に帰ると 母は泣きながら 「そんなに家が嫌いか」と 裏返った声で言った ノートの一番最後のページに書いた 将来の夢も浅はかなものでした …♪ 18になったころは 恋に恋をして ままごとの様な暮らしに うぬぼれていた 2つ年上の彼は 口グセのように 「そんなに家族が好きか」と わからないことを言った 財布の中身と終電が終わっても 引き止めてくる彼が好きで別れた …♪ 19歳のころは 自分を知ることと 夢を結んでくれた歌に出会った 父は嬉しそうだった ギターで歌ってた それまでにいない家族が 増えたような気がした 三度のメシより好きかと聞かれて 画家を目指したことは お蔵入りになった …♪… 20歳になったころは やけに悲観的で それがいい事だと勘違いをした 歌うことがそれほど 大事じゃなく思えた 何を言ってみても うすっぺらで嫌だった ぶつかる前に人を遠ざけてた 嘘で始めた笑顔が いつのまにかしみついた ~♪ 21になったころは 人が悲しかった どこで覚えてきたのか やり過ごし方を知ってた それでも涙が出る 自分が好きだった 右手でふかしている タバコは消せなかった 黒い服ばかり好んで着てた だれのようにもなりたくなかった ~♪~ 22になってみても それほど変わることはなく ひとつ変わったことと言えば タバコをやめた 強く思うことはとても難しくて 今もまだ自分を信じきれずにいる なぜ生きてるの なぜ生きてゆくの なにもないから なにかになりたい ・・・♪・・・・