ラブホテルを抜け出して あたしはこの街を睨んでいた あたしを好きだったあの男 名前はなんだっけ、思い出せないや あぁこの街にも あぁ退屈しかなくて 最低な最低な夜を越え とめどなく、とめどなく蠢くのは 錆びてった孤独 ラブホテルを抜け出して ラブホテルを抜け出して 同じものがいい、 違うのも欲張っていく ラブホテルを抜け出して ラブホテルを抜け出して 花束を抱えこの街を睨んでた 「君のことだけ愛してくれる 優しい人見つかるといいね」 そう言われたんだ あたしのことを愛したくらいで 優しくなれる そんなのおかしいよ そんなのおかしいよ あぁ強くなりすぎたせいだ全部 なんにも無い日々のことを 平和のせいにして 「自分次第、自分次第だ」 おまじないのように唱えた 「もう限界だ、やり尽くした」 なんて一生言えないよ 手も震える、足も震える 何に怯えているのだろう ラブホテルを抜け出して ラブホテルを抜け出して 同じものがいい、 違うのも欲張っていく ラブホテルを抜け出して ラブホテルを抜け出して 花束を抱えこの街を睨んだ 桜はいつかは枯れて 土になり還るという 私達はまだ生きてる 心が痛い 誰かの幸せなんて 祈ることは出来ないよ あたしはあたしの幸せも眩しいの