陽が沈むと君がにやけ顔で 遊びに来て 日は静かに 静かに夜になる 街にちらほら色々な 灯りがともるころ 君はぶら下げた買い物袋を下ろした そんで君は台所で オムライスをつくっている 君は鼻歌をうたいながら オムライスをつくっている いつか君とはなればなれになっても 僕はこのうしろ姿を たぶん一生忘れないだろう 君のオムライスをおなかいっぱい 食べて 二人ねっころびながら 安いテレビドラマを見たね 少し退屈な安いドラマの女の子は 少し昔の安い君とよく似ているよ 君と肌を重ねても 君のことちっともわからなかったけ ど 君と笑ったら 君のことよーくわかった 気がしたんだよ 陽が沈むと君がにやけ顔で 遊びに来て 日は静かに 静かに夜になる 君は台所で オムライスをつくっている 君は鼻歌をうたいながら オムライスをつくっている いつか君とはなればなれになっても 僕はこのうしろ姿を たぶん一生忘れないだろう いつか君とはなればなれになっても 僕はこの焼けたケチャップの匂いを たぶん一生忘れないだろう