可憐って言葉は 君のカールした長いまつ 毛のためだけにあり 華奢って言葉は 君の薄く震える 声帯のためだけにある 祈りって言葉は 君のつむじの 匂いのためにだけにあるよね 夢って言葉は 君と過ごした アパートの ガレキのためだけにあるのさ マヌケって言葉は 君と出逢った 日の僕のためだけにあり スケベって言葉は あの夜のためだけにあったのかもし れないね 痛みって言葉は 君の太ももに刻まれた アネモネの タトゥーのためだけにあるんだ 女って言葉は 君のなくしたままの リップのためだけにあるのさ ぐっばい 何かが変わるキッカケを 待っていたのか ぐっばい 僕らの紡いだ時代に ふと ふと 光はさすのかな 死ぬって言葉が 常に僕らの手の届くところにあって 生きるって言葉が 僕らの足を引っ張っている 死ぬって言葉は 時に僕らに寄り添ってくれるけど 生きてって言葉が 僕らを一人ぼっちにしたよね 希望って言葉を 死にたかった君に使いたくない 生きるということの価値を 軽くするために 死にたいと言い続けていこうね 絶望って言葉は 実はもってるやつのためだけにあっ て でも希望って言葉は なくした僕らのためだけにあるのさ ぐっばい 何かを壊すきっかけを 探していたのか ぐっばい 僕らの暮らした時代に ふと ふと 光よさせ ぐっばい 何かが変わるきっかけを 待っていたのさ ぐっばい 僕らの歩いた時代に ふと ふと 光はさすよな