子供たちが 空に向かい 両手をひろげ 鳥や雲や夢までも つかもうとしている その姿は きのうまでの 何も知らない 私 あなたに この指が 届くと信じていた 空と大地が ふれあう彼方 過去からの旅人を 呼んでる道 あなたにとって 私 ただの通りすがり ちょっと ふり向いてみただけの 異邦人 ♪ 市場へ行く 人の波に 身体を預け 石だたみの 街角を ゆらゆらと さまよう 祈りの声 ひづめの音 歌うようなざわめき 私を置き去りに 過ぎてゆく 白い朝 時間旅行が 心の傷を なぜかしら 埋めてゆく 不思議な道 サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き あとは哀しみを 持て余す 異邦人 あとは哀しみを 持て余す 異邦人