この恋は風に乗り 無数の花びらまとって飛んで行く さよならは言いたくないから 先に行ってくれ わがままなこのぼくの 最後のお願いさ ぐずぐずしてたら夜がやって来て 今日のすべてをのみこんでしまうか ら 二度と 思い出せないほどのときめきが 本当にこの身にあったのだと 懐かしむ日が来るの? 涙染み込んだスカートの裾絞り 今走り出す 乾いて馴染んでく 光の中右手の感触を確かめれば よりあの人が輝くの ホームのベンチ読みかけの本を 閉じて スカートを直しつり革を握る 流れる景色に目をやれば この街の誰かも泣いている静かに 悲しみともつかない何かに この恋は風に乗り 無数の傷をまとって踊ってる まだ意味を持たない痛みが 不思議なほど心地よくて眠たくなる 頬撫でた風を追いかけたよ なにもかもが明るく 照らされている・・・ この恋は風に乗り 無数の花びら纏って飛んで行く