歌いたいことがない 不幸なくらい 自慢するほどの不幸がない なんとなく恋をしたり セックスをしたり その後 少し寂しくなったり それも すぐに 忘れてしまうのに 流れ星 ひとつ 夜空を駆けたら それが合図で 世界にサヨナラだ 流れる 汗を拭いもせずに 走れ 走れ 何も持たないまま 悲しみに単位はない はずなのに 人はそれを比べたがる 美談は金になり それを見て 僕らは安っぽい涙を流す どうせ すぐに 忘れてしまうのに 流れ星 ひとつ 夜空を駆けたら それが合図で 世界にサヨナラだ 流れる 汗を拭いもせずに 走れ 走れ 何も持たないまま ああ 苦しくて吐きそうになるよ 胸が 痛い 空気が足りないって ああ 生きてるなぁ 迷いもぜずに 僕の 小さな 心臓が脈を打つ ああ まだ間に合うかな 誰かのために 僕は 強く なれるのだろうか? 流れ星 ひとつ 今 夜空を駆けた それが合図で 昨日にサヨナラだ