今となれば名残雪 虫は歩く いよいよと 限りあるものが謡う 眠り冬を超えて 待ち遠しや梅 桜 ハナミズキ 燻れば蝶に蜜蜂が舞う 清浄明潔 はよ来いひんかな 今はただ陽光に 誰が夢を描く さあさ もっと踊れや踊れ 晩まで鳴子鳴らせ 花吹雪 咲かせや咲かせ 新しき春の日来たれ 雪解けて土香れば 蛙も鳴く げらげらと 草は芽吹き山笑う 眠り冬を超えて 調子よけりゃ えいさ ほいさ そこの衆 負けたらそれ飲め 目舞うまで 生生世世 あらよっと 知らぬこと 今はただ餞と 皆が夢を描く さあさ もっと祝えや祝え 晩まで祭りあかせ 皆囲え 咲かせや咲かせ 新しき春の日来れば 心もまた息吹く どんと騒げ お前が立役者 踊る阿呆に見る阿呆 感謝感謝で八つ 手叩き拍子に乗れ うんと騒げ そら大地まで震わせろ どんと騒げ 老いも若いもそいやと さあさ もっと踊れや踊れ 晩まで鳴子鳴らせ 花吹雪 咲かせや咲かせ 新しき春の日来たれ さあさ もっと祝えや祝え 晩まで祭りあかせ 皆囲え 咲かせや咲かせ 新しき春の日来れば 心もまた息吹く 咲かせや咲かせ