いたちごっこの日々を 流れ行きながら 形のないものを縛っては解いた 古い革靴の底は踵がすり減って 濡れた駅の階段で滑ってしまいそう 桃源郷の残像は遥か雲の上 どんな色をしてたかも忘れしまった 口ずさんだ音階は歪むリフレイン 行き交う雑踏を流される様に 雨が降って 傘をさして 歩いていく 色のない 交差点に 紛れていく とめどなく降り注ぐ雨粒と ラウドロック 点った青の発光体が滲んだ それを合図に進む人波の中混じった 古い塗装の剥げかけた 道を踏みしめて 雨が降って 傘をさして 歩いていく 傘色の 街並みに 紛れていく 雨が降って 傘をさして 今日もずっと 濡れた道を 歩いていく