壊れそうなままずっと灯っていた 街灯の小さな粒は遠くなって 枯れた草の揺れる音に紛れ 透明になって滲んでいく 灰色の窓がぶら下がった壁を眺めて 小さな嘘は消えていくだけ 高架下ピクシーズを聴きながら 色を失った季節は 掠れきって千切れた じゃんけんぽんあいこだね 繰り返して 流れてる 朝に向かう夜に 黄色味がかった日々は遠く どんどんと脳みその中は軽くなって 歩く後ろ姿も風の匂いも 曖昧になって薄れていく 藍色の空にぶら下がった星を眺めて 小さな僕も消えていくだけ 高架下ジーバスを聴きながら 色を失った季節は 魔法の様に溶けてった じゃんけんぽんあいこだね 繰り返して 流れてる 朝に向かう夜に