静かな午後の気まぐれ レコード針を落として窓を開ける 空虚な僕の胸の片隅 今でも君が呼んでいる気がする あの日大きく手を振り返した 君はネオンに埋もれてもう探せない 明日そう僕が君の中にいなくても どこかでずっと鳴り響く僕達の歌 サヨナラなんて言えないねって 君は笑いながら泣いたね 止まらない季節に追われて 僕らこれから何処へ向かってゆく 迷子みたいに彷徨っていても 確かなものだけ感じて生きて行くの どんなに君が愛してくれたか 窓辺にとまるつぐみが僕を見つめる これから始まる二つ目の物語 そこに君の姿はもうなかったとしても 光纏う春のそよ風にそっと君の幸せ祈るよ 明日そう僕が君の中にいなくても どこかでずっと鳴り響く僕達の歌