ある朝 目が覚めた 僕は一人だった 破けた靴のまま 街中うろついた 寂れた駅 狭い歩道 噴水さえ止まる広場 消えそうな街灯 その前に佇んだ天使 行き交う人をすり抜けて 僕の両目 突き刺した 細い声で もっと歌って 見つけた青い鳥 ねえ、やめないで ほら、 さえずって 僕だけのカナリア 朝まで… <♪> 全てを置いたまま そこへ通い詰めた 湿気った部屋(かご)だけが 帰りを待っていた 青い鳥は飽きもせず 影絵のような人並みに 届かぬ声をただ吐き続けてる 意気地なしって 僕を叱って 今日もまた 見てるだけ でも、泣かないで 君の声は 僕だけが 知ってる… <♪> 今、目が合った 少し笑った? 運命に気付いたの? 待っていたんだ ほら、ここへ来て 一歩だけ近づいた でも一秒待たず飛び立った どうしてさ 青い鳥 君は自由さ 解ってたんだ そして僕も自由さ 今日から…