おやすみは 言わないで お願い 綺麗な夜が滲んでく 胸に溜まる 涙は拭えずに 仮面の中で溺れている 秒針を戻しても いつかは 同じ指を 探してしまうだろうか 擦り切るほど 本当って信じたら 虚構さえ 真実へ 変わるかな ままならない 願いを 抱いて 嗚呼 哀しい だけど 愛しい 出来損ないの愛 窮屈に 怯えるように 世界を 泳いでる わたしたち 逃げ切れない もうきっと 戻れない 運命に 抗うように もがいて 渦の中 同じ罪を 重ねた 二人なのに わたしだけが なぜ 泣いてるの 回すルーレット 人生のボードゲーム たったひとつの 空かぬ席 手を叩く 誰かのゴールライン 仮面の中で 引き攣った笑み 秒針を戻しても いつかは 君の胸の音へと 吸い込まれてしまう 持ち合わせの 体温じゃ 足りなくて 間に合わせの 愛情じゃ 虚しくて ままならない 願いを 隠して 嗚呼 愛しい だから 哀しい 世界が終わればいい やり直し 産まれ直し 真っ白から 染めて わたしたち 逃げ切れない もうきっと 戻れない 必然に 逆らうように 足掻いて 二人の渦を 嗚呼 正しいだけじゃ 虚しい 出来損ないの愛 窮屈に 怯える身体 未来を 求めてる アイ枯らし ココロ枯らし 永遠を 描いてる 亡骸に キスをするように 純真が 欲しいだけ 同じ罪を 重ねた 二人なのに わたしだけが なぜ 泣いてるの 同じ渦で 溺れて 息継ぎも 出来ず沈む いつか 下りる幕