今年もまたひらりひら揺れている ピンクの花びら 淡く 優しく 幾年の時を超えて再び巡る 希望と絶望を その瞳に映して 強い風に儚く散れども 何度も 何度でも 美しく咲き誇れ 今 たくさんの命が祈る未来 守り続けよう見上げた 空に光ある限り 桜舞う あの日の同じ景色が 「もっと強くなれる」と 笑う面影と重なる 溢した涙の欠片を掴んで ここに放とう そして歩き出す いつか 別々の道行けども 何時でも 何時までも 気丈に咲き誇れ 今 たくさんの祈りが叶う未来 描き続よう 季節がまた春を連れてくる 桜舞う あの日の友の言葉が ずっと色褪せないまま この心に谺(こだま)してる 迷いと哀しみの足跡 振り返り遠く見渡せば それは いつしか 強さに変わってた 今 たくさんの命が祈る未来 守り続けよう 見上げた空に光ある限り 桜舞う あの日と同じ景色が 「もっと強くなれる」と 笑う面影と重なる 今年もまたひらりひら揺れている