通り過ぎた狂おしさが なんとなく恋しい 最期のチャンスと気付いて 何度決意しただろうか 粘土の様な後悔の海に 脚がもたついても フィルムの奥の光が有るから ここに戻って来たんだよ 会いたいと思う程に 鉄の味が心に染みる 肌寒さに悴んだ手で 何が出来る? ただ願ってる すれ違う運命が なんとなく悲しいと 簡単に言えない程に 失う物が多すぎた カサブタの様にこびりつく恐怖で 気が狂いそうになる 朝に挫折して立ち止まっても 惨劇は止まらない 弱虫と言われようが 逃げ出したいリアルがある それでもまだ責め苛む 運命がただニヤけている 嘲笑ってる 苦しいと思う程に 側に居た君の事が 何度も胸を締め付けるから またここに戻って来たんだ 会いたいと思う程に 鉄の味が心を撫でる 同じ様に悴んだ君の手を 握りしめて抱きしめて あの日の様にもう一度