夏に抱かれて 優しい風に吹かれて 乾いた心が揺れてる 空を飛び翔ける鳥たちの 羽根 ひとつだけでも くれたら 頬を走り 流れるあなたの 涙 ひとつくらい 救えたかな 時を超え 褪せた思い出を 連れてきたのは 風 あなたを傷つけることよりずっと 傷ついたままのあなたが 去っていくのが 恐ろしくて 何処までも 何処までも青くて 届かぬほど深く 自由な 嗚呼 夏に抱かれて 優しい風に吹かれて 乾いた心が揺れている 目を瞑って聞こえる呼吸と 波の音 溶け合えば全てを 忘れられる気がしてたけど 迷いの無い涙をあなたが流すのが 羨ましくて 何時までも 何時までも青くて 疑う程 広く 自由な 嗚呼 夏に抱かれて 優しい風に吹かれて 乾いた心が震えてる このままで このまま離さないで 底知れぬ愛で 包んでいて あなたに抱かれて 優しい声に撫でられて 乾いた心が揺れている