Track by籠目維新
沙羅双樹の木漏れ日が この身体を貫けど 朽ち果てた鐘のように 未だもの云わぬ残像 刻まれる時の流れに 身を委ねる世の理 知れば知るほど 深みへ入り込むとぞ 決して愛忘るる勿れ 追憶の果ての中 光射す花の色よ 交わした契りの夜 此処に現われた残像 旅の途中 愛しあった 咲き乱れる花の残像それは分身だ 沙羅双樹の木漏れ日を 再び愛せたのなら 此処に唯 咲き誇れ 今に鐘の音を聴こう 新たに立ち塞がる闇も 形有る金剛に敵わぬだろう 恐れを為した故無しは云う 質量を持った残像 だと