思い通りに鳴らせないギターを 片手に持ってる 僕は今、ここで傷だらけの指を 押し当てて歌う ハッピーの裏側や悔しさや 遠回しの恋 今夜また、頭ん中かき回しては叫ぶ 一日目は大きなダンボール 解体作業に疲れて いっときの間おやすみって 気づけば太陽沈んでる 慌てて迎えた二日目は とりあえずコンビニで パンでも買って 噛み締めるひとりのワンルーム あらかじめ決めていた事は 何からも縛られない事 誰かに支配されるのはもう 二度と嫌なんだ 思い通りに鳴らせないギターを 片手に持ってる 僕は今、 ここで傷だらけの指を 押し当てて歌う 生まれ落ちた理由や訳の分からない 生き方を 将来とか爆然と立ちはだかる 大きな壁だとかを 三日目は色んな手続きに ちょっと大人になれたようで コンビニに行けば大好物な このお菓子を大人買いして 少し板についてきたような 四日目の水曜 午前二時を回って 抱きしめる ひとりのワンルーム 闇雲に走ってた 正解を探しては厚い雲に覆われて あぁ、また見失ってた 後悔は増すばかり もがいたって元通り 変わんないじゃん 変えらんないじゃん 塞ぎ込んでいたって 将来というものを決めるため もがく毎日に 僕はただ、 何か理由をつけて 逃げ出そうとしたんだ 人生という道を歩く度 ぶつかりあう物 今夜また、頭ん中かき回しては叫ぶ