ティポタフォビア

歌詞

ウソガタリが過ぎる僕には 僕にしかわからない言葉があってさ モノガタリが過ぎる君には 君にしかわからない 世界があるんでしょう? どこまで沈んでも底が無いような 君の孤独に僕も入れてよ。 嘘が混ざり合っても 夜の底では誰もが平等に無意味で、 本音を口にした後で 思い出せなくなるくらいの 愛しさだよ。 『僕らは空っぽに慣れようとした』 わからないものをわからないまま 水槽に入れて『綺麗』って 言えたらよかったのに わからないものは 何を食べるの?壊すの? 育て方は?扱い方は? 消し方は?増やし方は? 本当と嘘のどちらでもないものが 私を取り巻く 『とうめいなばけもの』 みたいになって わからないもの全部怖いから 言葉で埋め立てよう。 あれにも言葉、これにも言葉 あれにも名前、明日には何を 言葉ことばコトバコ トバコトバコトバコト バコトバコトバコトバコト バコトバコト言葉なんて、 心が混ざり合っても 世界の端では誰もが平等に孤独で、 全てを口にした後で 終わってしまうのも愛しさだよ。 僕らは空っぽに触れようとした。 君は何もかも 消そうとするでしょう? それでも君と生きようとした。 生きようとしたのにな。