幼いころに夢見た運命の人 頭に浮かぶ姿はいつも曖昧で いつか出会う日が来るのを楽しみに していたんだ もうすでに出会っていたなんて 知らなかったんだ 凍えそうな冬の日も 柔らかな春の日も いつも隣で笑いかけてくれた 雨に打たれた夏の日も 心痛める秋の日も そばにいたのは 君だった 君だった 幼いころから僕が欲しかったものは 形も色も全部決まっていたんだ いつか見つけた時に大切にしようと 思った こんなに近くにあったのに 気づかない振りをしていたんだ 鮮やかな青い空も 燃えるような夕焼けも いつも隣で眺めていたんだ 頼りない月明かりも 始まりを告げる朝焼けも 照らしていたのは 君だった 何も見えなくなって 逃げ出してしまった僕に いつまでも手を差し伸べてくれてい た 何度心が折れても また歩み出す勇気を 僕にくれたのはー… 当たり前の日常も ありふれた空の色も ずっと隣で眺めていたいんだ 先の見えない明日も 輝きに満ちた明日も 僕にくれたのは 君だった 君だった
