気の弱い子供だったよな よくある授業の一つだった 作文を前に筆が止まる テーマは「将来」 差し障り無い事を語り 有りのまま僕の願望像を 書けなかったことを 後悔してんだ 「夢は夢なんだ どこかで覚めなくちゃならない」 そう諦めきったいつかの あの僕等にもう一度逢いたい 消さないでよ 二つと無い 芽吹いた僕の未来 止めないでよ 無謀でも 命が泣いていたんだ お願いだよ わかってよ 孤独を待つよりは あの日から迷子の僕等を 救いたいんだよ僕は 抱きしめたいんだよ僕は 「大人になるっていう事は あれこれと捨てるもんなんだ」 そう言い聞かせてしまう自分に うんざりしていた 逃げる事ばっか考えて その癖にどうも欲張りで 拾うものはないが失ったのは数多 自分には何一つ残っちゃいないや 夢は夢なんだ 覚めた後にはもう自分次第 振り返る時間が無いなら 立ち止まる理由もないだろ 消さないでよ 二つと無い 芽吹いた僕の未来 止めないでよ 無謀でも 命が泣いていたんだ お願いだよ わかってよ 孤独を待つよりは あの日から迷子の僕等を 救いたいんだよ僕は 抱きしめたいんだよ僕は ただ見返したいんだよ僕は! 才能がなんだって言うんだ そんなんはどうだっていいんだ 肝心な衝動はそうだ 僕等の声がどうかだ