オレンジのキャンドル 風にふるえて 指でこしらえた 影絵がしゃべる 僕は君のこと 言いかけてやめた 心の点線 壁に映ってる 窓ガラス 粉雪の結晶を 熱い息吹きかけて とかしたいの テーブルに並べたココアも冷めて 雪灯りの町 静かに更ける 話しかけるのは私ばかりね あなたは瞳を のぞき込むだけ まだ帰らないで 振り子の時計の 針を一時間 わざと遅らせた 窓を開け 手のひらに 雪をのせ マシュマロのようだねって 二人食べた 青白い雪灯り ほほ寄せて いつまでも いつまでも 見ていたいの いつまでも いつまでも 見ていたいの