朝靄にかすむ街 レンガ色の家々 雨上がりの道を のぼってゆく 白樺の若枝で 飾られた馬車に乗って 田舎娘 とおくへ運んでゆけ わたしの友だちは 100ヘクタールつづく葡萄畑 ともに空をあおぐ 囲われた壁こえて 鳥のように飛べたなら あこがれたその先を みてみたいの すべてを捧げて 短い命よ おだやかに晴れた日に ロマンティック街道をゆけば アルプスの山にそよぐ風が薫る 絵の具で描いたような 白いコントレイル 空に行き先を示している さえぎるもののない すべての人たちに 道をつくるようお願いするの ラララ… ラララ…