たいして生ききれぬこの時代を 歩くのがもう怖くて 少しだけ 虚ろ気に揺れる車窓に 添って意味のない溜め息で 吐き出した今日のハイライト でもすぐに 地下鉄の闇に 吸い込まれる 毎日 同じ名前の 同じ景色が広がることさえ 並んだレールの 違う世界の街かもしれない 何にも 分からないけど 変わらないかもしれないけれど 本当のわたしは 何処にいてもいい 何を観てもいい 眼を伏せ わざと乗り過ごし着いた其所は からっぽの終点 来年 あなたが隣に居たって 愛すのはまだ怖くて 少しだけ 距離を置き乗るは3番線 だって あなたの温もりなんて 信じきる方がツラクて ほら既に 回想は闇に切り離された 毎日 同じ景色を 同じわたしが生きてることさえ 並んだ世界の 違うわたしの夢かもしれない 何にも分からないとか 変わらないとか決めつけてるけど 本当はあなたが居てくれるから わたしが居るの 全て無意味でもあなたの温もりが わたしだけの終点