こうなるなんて 思ってなかった だって昨日まで ちゃんと笑ってたのに 突然すぎて 言葉が出なくて ただ君の声だけ 繰り返してた 返事を待つ間の沈黙が いつもより長く感じた わたしだけ知らなかったのね 終わりが来ていたこと どうしていきなり 「好きじゃない」なんて言わないで 信じてた未来が 今 崩れていくよ 戻れなくなる前にどうか戻りたい まだ終わらせたくないの 君との時間を 目覚ましよりも 早起きの朝 夢の中だけ まだ隣にいるのに スクロールするたび 遠ざかる世界 まだ私 昨日を抱きしめてる 私だけ止まってるみたいで 君はもう そっけない顔 「ふたりでもう 会えなくなるんだよ」 言いかけた言葉を飲み込んだ どうして ふたり こんな終わり方になったの “さよなら”の意味さえ受け 止められない 君を嫌いになれないのは 私の涙を ぬぐう 君の手がまだ 温かいから どうして、ふたり これまで、ふたり これから、ふたり さよなら、ふたり。 さよなら ふたり 焦がれるほど愛した日々よ 忘れていくことなんて できるのかな 君を嫌いになれるなら 辛くはないのに それさえ できないまま さよなら
