道玄坂を上りきる クソみたいな暖かい風 また 春が来ている 俺はまだまだ同じことをブツブツ 唱えるように 生きることの意味なんて 誰も聞いちゃいないぜ 明日から先の世界へ 君がくたびれていくのを 風の吹くように心地よく 答はどこにもないのだと あの日死ななかった俺らは 望みを託されてしまった でも 気が散って 嘘をついても バチはあたらない そういうもんだ そのまま 忘れていける 電車の窓から外を 流れる街をみていた 雲の向こうにかかった虹を 隣のおっさんと見ていた この淀みを掻き潰して あとどのくらいの嘘を おれは言うんだろう 君は見んだろう さみしんだろう 悲しんだろう 明日から先の世界へ 君がゆられていくのを 風の吹くように心地よく 答えはどこにもないのだと 望みを書き加えてよ あとどのくらいの嘘を おれは言うんだろう 君は見んだろう さみしんだろう 悲しんだろう 誰が死んでも 楽しんだろう 楽しんだろう