何をやったってうまくいかなくても 自分 見失いそうな夜でも あの淡い明かりを目指していたい 行く先 教えてカーナビゲーション いまもまだ環状線の内側で 果てしなく巨大な橋梁を渡った 夜のバイパスの信号で一人きり 飲みかけの珈琲を含んだ 等間隔のナトリウムランプは 忘れゆくようにぼやけては消えた この長いトンネルの先にある ユートピアを目指して 思い描いた場所にいなくても 自分が選んできた道なの 目が眩むくらいの スピードでいたいから もう二度と目 逸らさない 夜の帷が降りようとも ただ真っ直ぐに湾岸線を飛ばした 芳しいその珈琲の香りは あの人のことを思い出すな 狂おしいほど欲しいものに限って この手では 掴めないようになっていた 知らない道を進めずにいるなら 時代のせいにすればいい 心 降り落ちそうな夜が来たって 明かりと闇の中 繰り返す 湧き上がるこの感情は ペトロールなの! 夜の帷 突き刺す ヘッドライト いまもまだ自分を愛しきれない カーラジオから好きな音楽が流れた