言葉は裏腹ばかりで不確かで 表層 苦しそう 視線は溺れた それでも君の肌は温かくて 深淵を照らす クラゲのようだったんだ 機械仕掛けの心臓を抱くその胸で 呼ぶ声が 五臓六腑に染み込んでいく 36度の君の肌に包まれて 嗚呼 まだ 壊れちゃいないさ 壊れて古びたガラクタばかりの 光も差さない凍えた海底で 誰にも見せない真珠のような この想いを大事に沈めていたんだ 分かり合えない僕らは 永遠に孤独でいること なんとなく 気づいてはまた忘れゆく 期待しては裏切られ 矛盾ばかりの生き物で 嗚呼 もう 張り裂けそうだよ 僕はシーラカンス君と 最深部で触れたことで 孤独から 救われたと錯覚するんだよ 36度の君の肌に包まれて 嗚呼 まだ 壊れちゃいないさ