V.A.L.I.S.

歌詞

可視スペクトルの一覧、 ある種の色彩表 あいつは誰にも 見ることのできない色を見ていた 周波数的に光の次にあたるそれは Letter from Horse Lovers in Vancouver 治療はもちろん失敗した あいつが見たもの、 あるいはあいつの濁って霞んだ目が 見たというもの 光じゃないなら宇宙は苦悩と敵意さ Letter from Horse Lovers in Vancouver たかが時間が空間に変わった程度で 取り乱すなよ 見抜かれた引用、 ハリボテの知能を携えたとて V.A.L.I.S. 片目がガラスの義眼だったらどんな 気分だろう V.A.L.I.S. またもや背後で ドアに鍵がかけられた 14日間の拘束、 散歩と読書の北病棟で 出来る限り上手く正気のふりをした 取り戻したと 納得してもらうためならなんでもや るさ 浮かぶ色を見始めたのは 次の世界へと横切る旅さ Letter from Horse Lovers in Vancouver 発狂すると必然的に黙ることを 覚えざるを得ない 恐ろしいまでの沈黙、 見え透いたインチキは 口実でしかない V.A.L.I.S. 放たれた銃弾は抜け目なく 蝕んでいる V.A.L.I.S. 身体がまっぷたつに引き 裂かれるような神性示現を待つ 脆弱な推測は微睡みの中で V.A.L.I.S. 心は鋭く耳を傾けている、 ロゴスの声に V.A.L.I.S. 弾丸は取り除かれたみたいだ 「俺は正しかったのか?」 「自分でわかるだろう。 君が権威だからね」