終わりを悟ったその夜は不思議と 涙が溢れなかった 平気なわけではないけれどこういう の慣れてる あいつはずるい、ずるくてゆるい あいつと居たい、心が痛い あいつはずるい、ずるい 別にあいつが少し良かっただけ あいつじゃなきゃ ダメなわけではなかった ただ少し中途半端にあいつを 知りすぎた あいつの温もり覚える前で 本当によかった 私が嫌と駄々こねる前に早くどっか 行きなよ 終わりを悟った理由はね あいつの口数 減ったかららしい 気付かないわけないじゃんね? そういうの分かりやすい 目をそらして耳を触るのは あいつが気まずい時にする癖 そっか、一緒に居るの気まずいのね 平気なわけではないけれどこういう の慣れたよ あいつはずるい、ずるくてぬるい あなたはずるい 、ぬるい、いやずるい いつでもずるい、ずるい そっぽむいたら困ったように 髪を撫でるその癖は置いといて もう少し向き合えてたら 好きになれたのかな? あなたが少し良かっただけ あなたじゃなきゃ ダメなわけではなかった ただ少し中途半端にあなたを 知りすぎた あなたの温もり覚える前で 本当によかった って、これは友達の話だけど ねぇ、 どう思う?