Track by安部恭弘
渚ヘ夏の妖精が 眠りの甘い岸辺から ボートを手のひらで漕ぐよ 夢の振り子にあわせ 時間が白い砂の上 落とした影だね人生は 指先すくえば仄(ほの)かな 痛み残して消える 君のことさえ忘れそうさ 波の音だけ息をしてる ヘミングウェイ叩くタイプライター 聴こえる陽に灼けたぺージ 男はみんな似ているね 夏の少年たちさ 海の背中を走るスコール グラスの中に青い空さ 緑の葉を髪にかざし 逃げてく少女を想像(おも)った・・ 涼しい風の眼差しが 曇らなければいいね 夢がいつか過ぎても