届かぬ声を祈りと呼ぼう 夕暮れの中で消えかかろうと いつまでもこの胸に 私たちが眠りに就くころに 聞こえ始める歌声は哀しいけど 怖くなんてないわ あなたは全てに 優しい眼差しを与えるから 誰が枯れゆく花を忘れられよう 苦しみの混じるあのにおいを 君の涙はうつしよを去る 月光の下で息を止めてしまおうと 迷った その心に映す雪の粒は あなただけが知り得る 秘密のささやき 手を伸ばしてみれば こんなにも遠くて 辿り着く瀬のない 夢に似てる そこに私の代わりの 種を植えよう 痛みを吸い取り包み隠す 君の涙の枯れる日が来る 大きく開いた羽のように 行き先を示す様 動かぬ石に詩を与えよう 光は過ぎ去り 朽ちる定め 大丈夫 ここにいるよ