AWA

小説家

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  • 2021.05.26
  • 1:42
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歌詞

僕は書き残す この夏 生まれて初めてあけたピアス 誰にも知られないまま書き残す 35℃の 愛すべき季節を書き残す 揺らめく道路の先で 知らない誰かの姿が見えて 輪郭は見えずとも 確かに何かが待っていて 今を生きる命には 常にこの夏しかないのだと 抗い続ける夏に 回り続ける地球に 手紙にも詩にもならない感情が 溢れ出して止まらない これが僕の神様で倫理 少しだけなら見せてあげられる 意味のないものは存在しないこと 今全身全霊わかる あの文庫本の角が取れる頃 目をさませと呼ぶ声が聞こえ 一握の砂のように手のひらから 流れ落ちていく今を 綴ること そう つまり書き残すことは この命を生きることだった つまり書き残すことは 世界に抗うことだった もう何万回繰り返されたか わからない 途方もない時間を夏を生きる めくるめく歴史の中の 1ページとなって めくるめく回り続ける 地球の一部になって 姿のない夏だけが友達 今この瞬間から いちばんいちばんいちばん遠い駅 この季節だけが心ひらける友達 つまり書き残すことは つまり書き残すことは この世界に抗うことだった つまり書き残すことは この命を燃やすことだった つまり書き残すことは つまり書き残すことは 僕が生きた証明だった つまり書き残すことは つまり書き残すことは つまり書き残すことは 僕が生きた証明だった 証明だった

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