花はいつか枯れる かつてどれほど綺麗に 咲いていたとしても 彼もいつか消える やがて人の記憶からも 綺麗に姿を消すのだろう 限られた時の中 出逢えた僕らの行方は一体何処へ 当たり前のように過ぎる平凡に 飼いならされ生きていたい 限られた愛としても余す ことなく互いを塗り重ねよう それだけでいいのさ それこそがきっと僕らの全てなんだ 明けない夜は無いだとか 誰が言い始めたんだよ 俺の夜はまだ明けなくて ずっとずっと太陽を拝めないまま 日付が変わる 景色が変わる 色が移り変わるただそれだけだ はなから解ってるのに 枯れると解ってるのに 咲き誇るあの花は何を想う 何を祈るんだ? 限られた時の中 出逢えた 僕らの行方は一体何処へ 当たり前のように 暑い真夏のように生きてたいけど 限られた時の渦の中 溢れた想いの芽よ 絶えないでくれ 駆け巡る夜の途中に咲いた 止めどない藍に染まる花が 今もここで枯れることもなく ただ今日を生きている 限られた愛としても懲りずに 幾度となく夜を越えてみようか それだけでいいから それこそがきっと 僕らの全てと言ってくれ 言ってくれないか