昔みたいに無邪気には笑えない。 そう言って、君は泣いた。 でもね「夢は叶わない」なんて歌、 僕は歌いたくはないんだ。 今までのこと、これからのこと、 どっちも同じくらい大切にするよ。 真っ暗な夜と真っ白な朝の隙間で、 ただ僕らは夜明けを待っていた。 ダイヤモンドダスト 舞い散る 春霞(しゅんか)の寒さは、 あの冬にどこか似てる。 故郷のこと思い泣いた夜を、 何度でも乗り越えて来た。 だから夢は、 夢だけはどんなときも、 失くさずに僕は生きている。 叶えたいこと、叶わないこと、 どっちも 同じくらい大切にしたくて。 暗闇の中に差し込んだ光の角度は、 また僕らを未来へと誘う。 ダイヤモンドダストみたいな、 桜が舞い散るこの春を忘れないよ。 真っ暗な夜と真っ白な朝の隙間で、 いま僕らは夜明けを待っている。 流した泪と隠した傷あとの数だけ、 きっとまた強くなれる。