夕立の中消えてった あの空見たくて ウワの空 戻らぬ時 帰れない場所 知ったふうに 現実論しゃべらないで 手を振る先に遠ざかる影 「なんだ そうか」 わかっていた また 僕はひとつ失うんだね 「さよなら」 たった1秒足らずの言葉の中に 潜んだ 「まだ行こうぜ」 あの日の歌が聴こえるんだ 青すぎる空に溶けた 届くことない声 午後の光 影落として 漂うなような真夏のアゲハ 描く その放物線が示す 聞いたふうに 理想論しゃべらないで 僕は君のまま歩いていくだけ 君は僕のままでいて ねぇ それでいい? それでいい 雨上がりカゲロウ揺れる バイバイ バイバイ バイバイ またいつか もう会えないわかってるよ イタイ イタイ 痛みと引き換えに 手にしたはじまりを持って 歩く 歩く 歩いて探し出す また君は強くなるから 泣いて 泣いて 泣いて 泣き止むまで 「ありがとう」 たった1秒足らずの言葉の中に 溢れた 「さあ行こうぜ!」 あの日の歌が鳴り止まない 青すぎる空に響いた はじまりの合図 合図 行こうぜ