病室の窓から覗いた向かいの 珈琲屋の犬と目が合った 僕もあの子も一人では外に出れない 空の花瓶を抱き抱えて呟いた 必要とされてその場にいるか その場を必要としているか それだけが違う 幽霊船から見えた景色を今でも 簡単には手放せないままで歌ってる 絆創膏を傷口の形に合わせて 君は貼ってくれるのかな 教室の窓から覗いた 迎えに来るはずない君と目があった もう次は僕の番だ 「もう次は君の番だ」って 幽霊船から見えた景色を今でも 簡単には手放せないままで歌ってる 絆創膏を傷口の形に合わせて 君は貼ってくれるのかな 悲しみが過ぎる時間よりも 幸せな時間が過ぎる方がなぜだか 短い 幽霊船から見えた景色を今でも 簡単には手放せないままで歌ってる (青過ぎる空は僕には贅沢過ぎて) 絆創膏を傷口の形に合わせて 君は貼ってくれるのかな あの樹の色が変わる前にここから 歩き出さなきゃ あの樹の色が変わる前にここから 歩き出さなきゃ 濁るぐらいが丁度いいよね