鳴り響く 開演の合図 握らせた金貨 煽られたプライド 悪臭騒ぎは 波乱の序曲 ちょっとしたイタズラさ 扉を開けてくれりゃいい あいつが書いたシナリオが さて そろそろだ 今 始まる 行くぞ 紫苑 きみこそ 遅れずについてこいよ ふっ なんだ? きみに“ついてこい”って 言えるなんて最高だ は? この先に待つのは 奈落か 奇跡か 死ぬか 生き延びるか 走り切った先 あんたは あんたのままで いてくれるか…? 行こう ネズミ ああ ただ 前ヘ…! 感じるわ あなたは近くにいる…? 沙布… 沙布… 誰?誰がわたしを呼んでいるの? わたしは エリウリアス エリウリアス… 2段目から45度の角度で1本 踊り場に床上15センチ水平に1本 11段目にも60度でビームが通ってる そこに触れない限り 監視カメラは作動しない 比較的ゆるいな ここまではな 上に行けば行くほど厳重になる 目指すは最上階か ああ おそらく沙布はそこにいる 内部構造は 全て頭の中 悪臭騒ぎに 乗じて 前へ ここまではシナリオ通り だが… わっ…! 不審者だ! ネズミ! ネズミ 急げ! 遮断壁が降りてくる! 間に合った…! おかしい 遮断壁のスピードが明らかに遅い え… 紫苑… どうした? 今… 声が… いたぞ! こっちだ! ネズミ! 紫苑… まただ…ネズミ!こっちだ! これは? おそらく 古い通風孔だ ずっと 何かに招かれてる ただ 前へ… この先に待つのは 絶望か 希望か 断罪か 救済か これは… 脳を切り取られた死体 なんのためにこんなこと… サンプルだ え… 人間の脳が研究のサンプルとして 必要だったんだ… 危ないっ! (銃声) うわあっ! (銃声) ネズミ! ひとり一発で片付けてやる 何か言い残すことはあるか 遮断壁が下りてきたぞ! 退け!
