今は昔 このおれは 理想都市を疑い 嗅ぎ回る新聞記者だった へえ…「No.6」 が全ての人類の希望だと 信じられていたころ あんたは既に怪しんでたんだ 研究機関が充実していく反面 自由な言論活動が 徐々に制限されていくなんて きな臭いだろ だが おれがドタバタしてるうちに 防御壁が広がって 市の許可書なしで 出入りができなくなった あっという間のことさ 報道の自由は あっさり潰された おれみたいな記者なんて 二度と内側に踏み 入れることができなくなった あれから数十年… 壁の外は全て「No.6」のために 奉仕する場所になっちまった 理想都市なんて聞いて呆れる まるで毒を撒き散らす悪魔 堕ちて堕ちて 堕落した都市
