深く沈む ここは夢の淵 並んで、貴方との 思い出歩いては 咲かせた心の分、 花々が彩る ながく育った愛の分、 木々が延びている 少しだけ、この言葉を 伝えられるだけの 声を少し、息を少し ここに 少しだけ、ただ貴方を 抱きしめられるだけの 腕を少し、息を少し ここに 静まる黄昏に 巡る月を見る 三途の川を ゆらゆら揺れながら 言えなかったことが つぎつぎ増えてゆく 少しだけ、この言葉を 伝えられるだけの 声を少し、息を少し ここに 少しだけ、ただ貴方を 抱きしめられるだけの 腕を少し、息を少し ここに 少しだけ、まだ貴方の 道は続いてゆく