Track by熱帯後
まどろみの海に沈めば 部屋のすみから湧き出たまぼろし 窓が白むと 新聞配達のバイクの音がして 隙間から入り込まれた 見えない暑さにかすめては 質朴にはなれない 飛ばし飛ばし 知らないうちに 答えられずいつかわかる 最大の感傷 しじまはまだ枯れてはないが いつかは弾けてかすれては 明日にはと期待をしても こじれてたちまち泥状で眠る